今回は以前に作成したクエリ「Q07Customer」を使って、顧客マスターのレポートを作ってみましょう。クエリ「Q07Customer」については以下をご覧ください。
ステップ10・演算フィールドで住所を表示
http://ms-access.seesaa.net/category/3448078-1.html
Access ではフォームとレポートは、ほとんど同じ手順で作ることができます。違いはフォームがデータの入力が主な役割であるのに対し、レポートは表示や印刷するためのものだということです。
【1】Accessのファイル「SampleDB020.mdb」を起動します。
*簡単な操作は省略していきます。
【2】オブジェクトで「レポート」を選択し、「新規作成」をクリックします。

【3】「レポート ウィザード」を選択、「Q07Customer」を選択し、「OK」ボタンをクリックします。

【4】以下のように7つのフィールドを選択します。

*レポートに表示させないフィールドは残してください。
【5】「次へ」ボタンをクリックします。

【6】グループ レベルは指定せずに、そのまま「次へ」ボタンをクリックします。

【7】並べ替えも指定せずに、そのまま「次へ」ボタンをクリックします。

*並べ替えはクエリでもレポートでも可能ですが、必要な場合はクエリ側で設定したほうが管理しやすいです。
【8】レイアウトは「表形式」、印刷の向きは「横」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

【9】スタイルは「報告書」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

【10】レポート名に「R01Customer」と入力し、「完了」ボタンをクリックします。

【11】レポートが印刷プレビューで表示されました。

でも ZPCT(郵便番号、都道府県名、市町村名、地域名を連結したもの)がすべて表示されていないので修正しましょう。
【12】「デザインビュー」に切り替えます。

【13】以下の図の目盛りを参考に、大きさを調整してください。

*細部にこだわらず、適当に調整してかまいません。
【14】ここまでの変更を「保存」します。

【15】「印刷プレビュー」に切り替えます。

【16】今度はきちんと表示されました。

クエリができれば、レポートは簡単に作れることを実感していただけたと思います。
Access でレポートを作成する時は、デザインビューと印刷プレビューを何度も切り替えて調整するのがコツです。1回で上手く表示できなくても、少しずつ調整すればきっと上手くいきます。
【ワンポイント】
レポートのウィザードを使えば、宛名ラベルや葉書を作成することもできます。もちろんデータを挿入して印刷することが可能です。