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Access リレーションシップの設定

前回までの設定では伝票を削除した時に、明細のデータは残ったままになってしまいます。要らないデータが残ると都合が悪い(矛盾がでる)ので、リレーションシップを設定します。

リレーション‐シップ(relationship)とは「関係、関連」という意味です。Accessでは複数のテーブルでデータの矛盾が無いようにするためリレーションシップを設定できます。

例えばT03伝票とT04明細は伝票NOでリレーションシップを設定します。そうすると、NO1の伝票を削除した時には、NO1の明細も同時に削除されます。

それでは設定の手順を解説します。


【1】前回作成したAccessのファイルを起動します。


【2】ツールバーの「リレーションシップ」をクリックします。

s01-RL01.gif


【3】何も表示されない時は、「テーブルの表示」をクリックします。

s01-RL02.gif


【4】テーブルの表示が出たら、「T03伝票」と「T04明細」を選択し、「追加」をクリックします。追加したら閉じます。

s01-RL03.gif


【5】テーブルが追加されました。

s01-RL04.gif


【6】マウスでT03伝票の伝票NOをクリックしたまま、T04明細の伝票NOに重ねます。(ドラッグ&ドロップ)

s01-RL05.gif


【7】リレーションシップが表示されますので、以下の図のように参照整合性、連鎖更新、連鎖削除にチェックを入れ、最後に「作成」をクリックします。

s01-RL06.gif


【8】リレーションシップが設定されました。T03伝票側に「1」、T04明細側に「無限」を表すマークが表示されています。普通、1つの伝票には複数行の明細がありますよね。つまり1対多の関係だということです。

s01-RL07.gif


【9】確認したらリレーションシップの画面は閉じます。


これで伝票を削除したら関連している明細も削除されるように設定できました。


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