スポンサードリンク



クエリの演算フィールドで住所を表示する

今回は演算フィールドの復習を兼ねて、顧客の住所を1つのフィールドに表示してみましょう。前回までは住所をそれぞれ別のフィールドとして表示していましたが、クエリの演算フィールドを使うと表示を自由にコントロールできます。

また文字列を結合することもできますから、郵便番号の記号も付け足すことができて便利です。


【1】Accessのファイル「SampleDB020.mdb」を起動します。
*簡単な操作は省略していきます。


【2】オブジェクトで「クエリ」を選択します。

access-query135.gif


【3】クエリ「Q06Customer」を右クリックし、メニューから「コピー」を選択します。

access-query275.gif


【4】データベースウィンドウの何もない白い部分を右クリックし、メニューを表示します。「貼り付け」を選択します。

access-query276.gif


【5】クエリを保存します。クエリ名は「Q07Customer」としてください。

access-query277.gif


【6】クエリ「Q07Customer」を選択した後、「デザイン」をクリックします。

access-query278.gif


【7】クエリ「Q07Customer」がデザインビューで開きました。コピーですからQ06Customerとまったく同じです。

access-query279.gif

コピーのメリットは前に設定したものがそのまま使えることです。


【8】画面下(デザイングリッド)からZIP_CODE、PREF_NAME、CITY_NAME、TOWN_NAMEを削除します。

access-query280.gif


【9】削除されました。

access-query281.gif


【10】「ADDRESS」を選択して反転させたあと、メニューから「挿入→列」を選択します。

access-query282.gif


【11】新しい列が追加されました。

access-query283.gif


【12】新しく追加した列の フィールド: を右クリックしてメニューを表示します。「ズーム」を選択します。

access-query284.gif

そのまま式を入力してもいいのですが、複雑な式の場合はズームしたほうが入力しやすいです。


【13】ズームが表示されました。

access-query285.gif


【14】演算フィールドの式を入力し「OK」をクリックします。

ZPCT: '〒' & [ZIP_CODE] & ' ' & [PREF_NAME] & [CITY_NAME] & [TOWN_NAME]

・フィールド名:式  が基本形です。
・「:」コロンは半角で入力します。
・文字列は「'」シングルクォーテーションで囲みます。' 'は空白の文字列です。
・文字列とフィールドは半角の「&」でつなげます。
・フィールドは[]カッコで囲みます。
・フィールド名は何でもかまいません。ちなみにZPCTは各フィールドの頭文字です。

access-query286.gif

文字化けしたり文字が小さいときは、「フォント」から設定を変更してみてください。
access-query290.gif


【15】ズームを閉じると演算フィールドに式が表示されています。

access-query287.gif


【16】データシートビューで確認すると、「ZPCT」というフィールドに住所が表示されています。

access-query288.gif


【17】クエリ「Q07Customer」を上書き保存してください。

access-query289.gif


【18】クエリ「Q07Customer」を閉じて終了します。


スポンサードリンク






Microsoft Access初心者入門講座 TOPへ