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クエリで顧客の住所を表示する

今回はクエリを使って顧客の住所を表示してみます。テーブルT04Customerをよく見るとTOWN_CDしかなく、郵便番号、都道府県名、市町村名、地域名などの情報がありません。しかしクエリを使うと簡単に表示することができます。今回はその仕組みを理解していただけたらと思います。

各フィールドの意味は以下の通りです。
・CST_CD 顧客CD
・CST_NAME 顧客名
・TOWN_CD 地域CD
・ADDRESS 住所(番地、ビル名など)
・TEL 電話番号
・BIRTH 誕生日
・SEX_CD 性別CD

【1】Accessのファイル「SampleDB020.mdb」を起動します。
*簡単な操作は省略していきます。


【2】オブジェクトで「クエリ」を選択します。

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【3】「デザインビューでクエリを作成する」をダブルクリックします。

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【4】テーブル「T04Customer」を選択し、「追加」ボタンをクリックします。追加したら「閉じる」ボタンをクリックします。

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【5】「T04Customer」が追加されました。デザインビューを適当な大きさに広げてください。

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【6】画面下(デザイングリッド)にフィールドを追加します。左からCST_CD、CST_NAME、TOWN_CD、ADDRESS、TEL、BIRTH、SEX_CDの順になるようにしてください。

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【7】データシートビューで確認すると顧客の一覧が表示されました。

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【8】TOWN_CDから住所を表示してみましょう。

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【9】テーブルT01Prefecture、T02City、T03Townを追加します。追加したら閉じてください。

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「Ctrlキー」を押すと同時に選択できます。


【10】テーブルが3つ追加されました。線が交差しないようにテーブルを移動してください。このテーブルのことをフィールドリストといいます。

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【11】ZIP_CODE、PREF_NAME、CITY_NAME、TOWN_NAMEの順で画面下に追加します。

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【12】TOWN_CDの後ろにZIP_CODE、PREF_NAME、CITY_NAME、TOWN_NAMEを移動します。

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【13】データシートビューで確認すると郵便番号から地域名までが自動で表示されています。

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T04CustomerにはTOWN_CDが保存されているだけですが、関連をたどることで住所を表示することができます。


【14】ついでに性別も表示してみましょう。テーブル「T05Sex」を追加します。追加したら閉じてください。

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【15】テーブル「T05Sex」が追加されました。線が交差しないようにテーブルを移動してください。

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【16】SEX(性別)を画面下(デザイングリッド)に追加します。

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【17】データシートビューで確認すると、性別が表示されました。

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【18】クエリを保存します。クエリ名は「Q06Customer」としてください。

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【19】データベースウィンドウにクエリ「Q06Customer」が作成されています。

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このようにT04CustomerにはTOWN_CDやSEX_CDしか保存されていませんが、クエリを使うことで住所や性別を表示することができます。またTOWN_CDやSEX_CDは数値型なので文字を保存するより容量が少なくて済みます。


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