Microsoft社Accessの基本的な使い方(テーブル、クエリ、フォーム、レポート、VBA)、
伝票と明細の関係、リレーショナルデータベースのテーブル設計を覚えたら、
業務システムならとりあえず作ることができます。
でもさらに使いやすいシステムに改良しようと思ったら、
次の段階ではAccessの小技と言うか、いろんなテクニックを知ることが大事です。
わざわざ覚える必要はありませんが、どんなことが出来るのか、一通り目を通しておくだけでも効果があります。
そしてもし必要になった時に、
「あっ、そういえば、どこかに書いてあったな」程度に思い出せるだけで十分です。
フォームの機能と同じことが、VBAプログラミングでも出来るとします。
フォームの機能でも出来ることを知っておくと、わざわざプログラミングする手間を省けます。
するとシステム開発する手間を大幅に削減することが可能です。
例えば、データの表示形式や、入力規則、入力モードの切り替えなどは、フォームのプロパティでも設定可能です。
また条件で書式を切り替えたり、データの絞り込みも、フォームの機能で出来ます。
よく使われるのは、今日の日付を自動入力したり、カレンダーから選択する技などです。
Accessのフォームには驚くほどたくさんの機能が用意されているので、
知っているか知らないかで、開発効率が大きく変わってくるのです。
小技テクニックはAccessのフォームだけでなく、クエリやレポート、VBA、SQLにもあります。
それらの小技テクニックを組み合わせることで、さらに便利な機能が実現できます。
たぶんかるく数百種類以上は方法があると思います。
大事なことですが、同じ機能を実現するにしても、方法はいくつもあります。
とりあえず、その中の一つを知っておくだけでOKです。
より効率的な方法、スマートな方法があるかも知れませんが、まずは目的が達成できれば、初級・中級レベルでは十分でしょう。
ではどうやってAccessの小技テクニックを学んだら良いのか?
実は簡単でインターネットには豊富な情報が掲載されているし、書籍も多数出版されています。
あなたが読みやすい本で良いと思いますが、おすすめは辞書的に調べられるものです。
目的から手段(方法)を探せる逆引きができると重宝します。
このような本は、逆引きリファレンスと言われることもあります。
探す時に参考にしてください。
プロのプログラマー達も、必要になったら調べていますよ。
ps:
このAccess初心者入門講座でも、これからは小技テクニックを紹介していきたいと考えています。