■完成図

クエリはQ01伝票とQ02明細の2つを使用します。
(ステップ12・販売伝票のクエリ作成 で作成済み)
伝票レポートも伝票フォームとほとんど同じ手順で作れます。違いは明細のラベルを伝票のほうへ移動することだけです。
それでは設定の手順を解説します。
*初めての方はステップ1からご覧下さい。基本的なことから説明しています。
細かい説明は省略しますので、デザインを参考に完成させてください。
【1】前回作成したAccessのファイルを起動します。
【2】「Q01伝票」を基にレポート「R03伝票」を作成します。

【3】「Q02明細」を基にレポート「R04明細」を作成します。
【4】R04明細に新しくテキストボックスを2つ追加します。

*明細のラベルは伝票のほうへ移動してください。
【5】テキストボックスのプロパティを表示して図のように設定します。
「金額」のプロパティ
名前:金額
コントロールソース:=([単価]*[数量])
書式:通貨

「合計」のプロパティ
名前:合計
コントロールソース:=Sum([単価]*[数量])
書式:通貨

【6】R03伝票にR04明細を組み合わせます。
R03伝票をデザイン画面で表示して、ツールボックスを表示します。コントロールウィザードをオンにした状態で、サブフォーム/サブレポートをクリックします。

【7】サブレポートを配置する場所をマウスで囲むとウィザードが表示されます。
【8】「R04明細」を選択して、「次へ」をクリックします。

【9】伝票NOでリンクするので、そのまま「次へ」をクリックします。

【10】サブフォーム名は「R04明細」のまま「完了」をクリックします。

【11】R03伝票とR04明細が合体しました。

【12】R03伝票の詳細セクションをクリックし、以下のようにプロパティを設定します。伝票ごとにページを変えるための設定です。
改ページ:カレントセクションの前

これで伝票レポートは完成です。
【13】既に印刷ボタンのプログラムは済んでいますが、レポート名が間違っています。F03伝票のコードを1ヵ所修正します。
Private Sub 印刷_click()
Res = MsgBox("印刷してよろしいですか?", vbYesNo, "印刷の確認")
If Res = vbYes Then
DoCmd.OpenReport "R02伝票", acViewPreview
Else
End If
End Sub
・誤 R02伝票
・正 R03伝票
【14】動作確認
F03伝票を開いて「印刷」ボタンの動作を確認してみましょう。
上手く動きましたか?